大規模地震災害発生直後を想定した要配慮者の存在位置・ニーズ把握ツールの有効性に関する基礎的検討

書誌事項

タイトル別名
  • BASIC STUDY ON EFFECTIVENESS OF A TOOL FOR UNDERSTANDING VULNERABLE PEOPLE’S LOCATION AND NEEDS

抄録

<p> 地震災害は規模が広域化するほど被災者が持つニーズを収集することが難しくなり,きめ細やかな被災者支援の実現も困難を極める.また,地震災害が甚大化するほど携帯電話,防災アプリ等の使用が困難になることが知られている.筆者らはSAR衛星が観測可能かつ後方散乱係数が異なる複数のリフレクタを開発し大規模地震災害が発生した直後に被災者に設置していただき,その存在位置・ニーズを把握する仕組みの提案を行っている.本研究では開発したリフレクタに関して,後方散乱係数のばらつきを把握した上で,4名の後期高齢者の方々に実際にリフレクタを設置していただき使用者の側面からツールの有効性を検討した.本研究における分析を通して後方散乱係数に多少のばらつきは見られるものの使用者の意見を踏まえるとツールとしての有効性は示された.</p>

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