都心部の大規模都市公園における滞留者の空間の使い分けに関する研究

  • 芦田 凌
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
  • 松尾 薫
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
  • 武田 重昭
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
  • 加我 宏之
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the use of space by staying people in a large urban park in Osaka

抄録

本研究では靭公園東園を事例に滞留利用実態調査を行うことで、目的に応じた空間の使い分けの特性を明らかにすることを目的とした。滞留者の傾向を時間帯別および平日・休日別に、その後空間別(園路型・エリア型)、行為・行動を支える要素の有無別に捉えた。その結果、園路型・エリア型それぞれの空間で目的に応じた使い分けが確認でき、特に芝生広場や樹林地では「居場所づくり」にみられるような能動的な空間への働きかけがみられた。今後は「使う」という人間の行動から捉えた居心地の良い空間を計画していくことが求められることが分かった。

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