日常の保育カンファレンスにみられる学びの構造

DOI
  • 三山 岳
    愛知県立大学 教育心理学・臨床発達心理学
  • 五十嵐 元子
    帝京短期大学 インクルーシブ保育・臨床発達心理学

書誌事項

タイトル別名
  • The Structure of Growth and Learning of Kindergarten Teachers in Daily Conferences

抄録

本研究は保育活動の振り返りの場として,日常的に行われている保育カンファレンスに焦点を当て,話し合いの構造を可視化し,専門性を向上させる学びが生まれる条件について明らかにすることを目的とする。話し合いの内容を質的に分析した結果,専門性の向上は振り返りの促進と子どもに寄り添う視点にもとづいて,保育場面の語りを循環的に省察することによって生まれていることが分かった。また専門性の向上におけるさまざまな学びが生じる条件を検討した結果,3つの水準の3条件によって保育者の学びが分岐することが明らかとなった。

収録刊行物

  • 保育学研究

    保育学研究 58 (2-3), 131-142, 2020

    一般社団法人 日本保育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390007447387359360
  • NII論文ID
    130008071688
  • DOI
    10.20617/reccej.58.2-3_131
  • ISSN
    24241679
    13409808
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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