Fe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>-PEG-PLGAの経気道曝露による野生型およびNrf2欠損マウスの肺への影響の評価
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- 佐藤 春恵
- 東京理科大学薬学部
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- 宗 才
- 東京理科大学薬学部
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- Stéphanie DEVINEAU
- Université de Paris, BFA, UMR 8251, CNRS, F-75013 Paris, France
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- Claire MCCORD
- Université de Paris, BFA, UMR 8251, CNRS, F-75013 Paris, France
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- 市原 佐保子
- 自治医科大学医学部
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- Oliver BROOKES
- Université de Paris, BFA, UMR 8251, CNRS, F-75013 Paris, France
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- Frederick Adams EKUBAN
- 東京理科大学薬学部
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- 伊東 健
- 弘前大学大学院医学研究科
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- 山本 雅之
- 東北大学大学院医学系研究科
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- Sonja BOLAND
- Université de Paris, BFA, UMR 8251, CNRS, F-75013 Paris, France
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- Armelle BAEZA-SQUIBAN
- Université de Paris, BFA, UMR 8251, CNRS, F-75013 Paris, France
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- 市原 学
- 東京理科大学薬学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Pulmonary effects of Fe3O4-PEG-PLGA nanoparticles in wild type and Nrf2 knockout mice following pharyngeal aspiration
抄録
<p> 近年、様々なバイオナノマテリアルが開発され、ナノ医療や多くの産業分野に応用されている。Fe3O4-PEG-PLGAナノ粒子はがん温熱治療への利用が期待されているが、安全性は評価されていない。本研究はFe3O4-PEG-PLGA曝露による肺への影響を評価することを目的とする。</p><p>方法:C57BL/6JJcl野生型雄マウスとNrf2-/-マウスにそれぞれ0、10、30 μgのFe3O4-PEG-PLGAを咽頭吸引法により単回投与した。曝露14日後にBALFを回収し、タンパク量測定・白血球数の計数を行った。BALF回収後の左肺切片でPrussian-Blue染色を行った。また右肺で炎症性サイトカイン・酸化ストレス関連物質のmRNA発現量をRT-qPCRにより測定した。</p><p>結果:Fe3O4-PEG-PLGA 30μg曝露群では野生型マウスでBALF中の総細胞・マクロファージ数、Nrf2-/-マウスでリンパ球・好中球・好酸数とタンパク質量が増加した。また、両マウスにおいて好塩基球数が増加した。肺切片のPrussian-Blue染色では両マウスの10、30 μg曝露群においてマクロファージによるFe3O4-PEG-PLGAの取り込みが見られた。Fe3O4-PEG-PLGA曝露により野生型マウスではSOD-1, GcLc, GcLm, MMP-2, TGF-β、Nrf2-/-マウスではTNF-α, KC, MIP-2の肺での発現が増加した。</p><p>結論:以上の結果より、Fe3O4-PEG-PLGA曝露はマウス肺において炎症性細胞の浸潤を誘導し、Nrf2はFe3O4-PEG-PLGA曝露による白血球遊走を抑制することが示唆された。</p><p>謝辞:Fe3O4-PEG-PLGAの供給に関し、BIORIMA(欧州Horizon2020)パートナー、とりわけISTEC-CNRとCOLOROBBIAに感謝します。</p>
収録刊行物
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- 日本毒性学会学術年会
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日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-32S-, 2021
日本毒性学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390007536269490816
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- NII論文ID
- 130008073730
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可