チューリングテストによるAIと人の特徴分析の予備的研究

DOI オープンアクセス
  • 赤堀 侃司
    一社)日本教育情報化振興会 (一社)ICT CONNECT 21

書誌事項

タイトル別名
  • A Preliminary Study for Feature Analysis of AI and Humans Using Turing test

抄録

人工知能(以下,AIと略す)と人の特性についてチューリングテストを用いて抽出した結果を基に, 学習に適用することを目的として本研究を実施した。チューリングテストを用いて,問いかけに対してAIが答える回答と特定の人が答える回答を,60名の実験協力者に提示し,どちらの回答がAIかを判定してもらいその正答率を求めた。同時にAIの回答内容を吟味して,もし人間だと仮定したらどの年齢レベルかを推定してもらった。その結果,AIだと正答した率は17問全体の平均値が0.81と高い値であった。また人間だと仮定した時の推定年齢は,平均的にはおよそ中学生レベルと推定された。ただし,この結果は提示した問いの内容に強く依存することがわかった。さらに年齢推定において,その理由を自由記述で書いてもらい分析した結果,AIと人間の顕著な特徴が見出せた。この結果を元に, AI時代を生きる子どもたちの学習についての示唆を得た。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390007912123770368
  • NII論文ID
    130008088689
  • DOI
    10.50948/esae.1.0_1
  • ISSN
    24364509
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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