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- 竹本 太郎
- 東京農工大学大学院農学研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- Thoughts and Practices of Saito Otosaku, a Colonial Forester, during his Early Years in the Japanese Empire
- 日本帝国における植民地森林官の思想と行動 : 齋藤音作の前半期の足跡から
- ニホン テイコク ニ オケル ショクミンチ シンリンカン ノ シソウ ト コウドウ : サイトウオンサク ノ ゼン ハンキ ノ アシアト カラ
- 齋藤音作の前半期の足跡から
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抄録
森林官という個人の視点から,組織やネットワーク,移動の実態を明らかにする研究が環境史分野で注目を浴びている。本稿では,日本帝国を対象として,本国と植民地における森林管理を比較するため,齋藤音作という森林官の前半期の足跡として,日本統治初期の台湾と,森林法施行後の山梨県における経験をみた。台湾では,原住民教育に従事し,玉山東峰への登頂やヒノキ属の発見に貢献するが,阿里山森林の調査中に事件を起こして帰国した。山梨では,入会御料地を保安林に編入するため,御料局に対して正確な調査に基づく実態を突きつけたが,地元住民に対しては無理のない資源利用の提案をした。齋藤音作は,森林管理に必要な学知を有することに加えて,現場の課題に対して柔軟に対応できる「ジェネラリスト森林官」であった。初期の日本帝国にとって,現場の森林官は,既存の学知に「現場知」をフィードバックしてくれる修正者であったといえる。
収録刊行物
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- 林業経済研究
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林業経済研究 67 (1), 16-30, 2021
林業経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390289553400146560
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- NII論文ID
- 130008094132
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- NII書誌ID
- AN00330523
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- ISSN
- 24242454
- 02851598
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- NDL書誌ID
- 031354323
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可