浚渫土砂を用いた中型高圧脱水固化処理ブロックの圧密特性と強度推定

  • 上野 和敬
    九州大学大学院 工学府 建設システム工学専攻
  • 杉村 佳寿
    九州大学大学院 工学研究院 海域港湾環境防災共同研究部門
  • 笠間 清伸
    東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系
  • 春日井 康夫
    一般財団法人沿岸技術研究センター
  • 片桐 雅明
    株式会社日建設計シビル
  • 瀬賀 康浩
    国土交通省 九州地方整備局 北九州港湾・空港整備事務所
  • 西野 智之
    国土交通省 九州地方整備局 北九州港湾・空港整備事務所
  • 高嶋 紀子
    国土交通省 九州地方整備局 北九州港湾・空港整備事務所

書誌事項

タイトル別名
  • CONSOLIDATION CHARACTERISTIC AND STRENGTH ESTIMATION OF MEDIUM HIGH-PRESSURE DEHYDRATION DREDGED SOIL BLOCK
  • シュンセツドシャ オ モチイタ チュウガタ コウアツ ダッスイコカ ショリ ブロック ノ アツミツトクセイ ト キョウド スイテイ

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抄録

<p> 著者らは, 高圧脱水固化処理装置によって, 高含水比の浚渫土砂を高強度ブロックとして有効利用する技術開発を行っている. 本論文では, 放射状排水理論に着目してブロック作製時の圧密特性と強度特性を調査した. さらに, 放射状排水理論を用いた強度推定を行い, 実測値との比較によってこの推定方法の妥当性を評価した. 得られた結論をまとめると以下のようになる. (1) 固化処理土ブロック作製時の圧密時間は, 放射状排水理論を適応させた脱水棒を用いることで用いない条件の45時間から6時間となり約39時間短縮する事ができた. (2) 脱水棒を用いて作製した高圧脱水固化処理土ブロックの28日強度は10.5MPa となった. (3) 放射状排水理論を用いた強度推定の実測値との誤差は, 1.5MPa以内となり, 高い精度での強度推定が可能となった.</p>

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