中央アフリカにおける国家の崩壊
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- 武内 進一
- アジア経済研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- A State Collapse in the Central African Republic
抄録
<p>中央アフリカでは、2013年3月、当時のボジゼ政権がムスリムを主体とする武装勢力セレカの攻撃によって瓦解して以降、宗教の差異を基軸とする対立が激化し、暴力に歯止めがかからない状況が続いている。こうした「宗教対立」の根本には、政治秩序の崩壊がある。現在の混乱は、植民地化以前の奴隷狩りをも含む長期の歴史過程において中央アフリカ国家に埋め込まれた矛盾の噴出と解釈できる。フランスをはじめとする国際社会の関与は、人道危機を緩和する効果があった一方で、結果として国土の分断を促した。事態は依然として流動的だが、中央アフリカが政治秩序の確立に失敗すれば、国際安全保障上の著しい脅威となることは避けられない。</p>
収録刊行物
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- アフリカレポート
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アフリカレポート 52 (0), 24-33, 2014-06-27
独立行政法人 日本貿易振興機構アジア経済研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571028377019136
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- NII論文ID
- 130008095066
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- ISSN
- 21883238
- 09115552
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可