「ディーラー時代」における必要性のある不必要な仕事
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- 劉 振業
- 京都大学 人間・環境学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- マカオのカジノにおけるディーラーの退廃感について
抄録
本発表では、中国マカオ社会におけるディーラーの事例から、マカオ社会の「ディーラー時代」が抱える問題点について考察する。「ディーラー時代」とは、マカオ社会に最も重要な影響をもたらすのはディーラーであり、就職選択肢の少ないマカオ社会の中でディーラーを勤めて無為に過ごすディーラーたちの退廃感を指す。「低学歴高収入」のディーラーに対してマカオ政府は保護策を施しており、マカオ人しか勤めることができないと決めている。先行研究は主に若者ディーラーを対象としたアンケート調査であり、「ディーラー時代」におけるマカオのディーラーの退廃感の実態をよりよく理解するためには、年長者ディーラーの過去についての語りや、若者ディーラーの生へのアプローチが必要であると思われる。本発表は、「仕事」を超え、マカオ社会の安定性を保つために階層の流動性の低下を招いた必要性のある不必要な仕事であるディーラーの生き方について述べる。
収録刊行物
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- 日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2021 (0), E16-, 2021
日本文化人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571039718748800
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- NII論文ID
- 130008098043
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- ISSN
- 21897964
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可