オンライン授業を経験してきた教員養成学部生の情報活用の実践力尺度項目間の相関分析

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Abstract

本研究は,オンライン授業を経験してきた教員養成課程の学生の情報活用能力を高めるために,情報活用の実践力尺度において,働きかけの観点を検討することを目的に,質問紙調査及び項目間の相関分析を実施した.本研究の情報活用能力とは,高比良ほか(2001)が作成した情報活用の実践力尺度をもとに,当時の情報通信機器に関わる環境との違いを踏まえて加筆修正したものを指す.調査の結果,①判断力が低い学生には発信源による信憑性の違いを指導する,②処理力が低い学生には多くの情報から共通点を見つけ出す経験をさせる,③発信・伝達力が低い学生には処理力を向上させるとともに発信する内容を事前に整理するよう指導する,④創造力が低い学生には物事を人とは違う観点から考えるように意識させる,といった働きかけが有用であることが示唆された.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390852870561341696
  • NII Article ID
    130008107398
  • DOI
    10.15077/jsetstudy.2021.1_28
  • ISSN
    24363286
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Allowed

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