近江八幡の水郷地帯に分布するヨシ原の維持管理主体の一元管理の有効性

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タイトル別名
  • Validity of Unified Management of Lakeside Reed Land Groups in Omi-hachiman

抄録

<p>本研究は重要文化的景観選定の近江八幡の水郷地帯のヨシ原保全に関与する多くの維持管理主体の作業量・能力を集約し、保全すべきヨシ原の多面的な各機能の保全に見合う作業能力を有する維持管理主体を、現状の所有権等の制約を越えて適正に配置する一元管理の導入可能性を検証するものである。導入の結果、管理放棄面積が2.3ha低減し、手刈りを必須とするような各機能に適した方法で維持管理がなされるヨシ原が増加した。将来的にボランティア数を増加させることを想定し作業量の上限を増加させると、ヨシ産業や観光業に関わる機能の保全を優先するシナリオにおいて、生物多様性保全などその他機能も含め総合的に保全率が向上し、産業利用を前提とした保全優先度設定の有効性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 56 (3), 1053-1060, 2021-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (3)*注記

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