書誌事項
- タイトル別名
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- A case of fish bone migration in the dorsum of the tongue
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抄録
魚骨の迷入は,咽頭や食道壁に多く生じるとされ,舌筋内においては比較的稀である.魚骨が舌に迷入した場合には視診あるいは触診での確認が困難となり,魚骨の有無や迷入部位の診断に難渋することがある.今回われわれは,舌背部に魚骨が迷入した1例を経験したので,その概要を報告する.患者は64歳の女性で,2017年1月夕食時にメジナを煮て食べていたところ舌に骨が刺入した.魚骨は深部に迷入していたため,自身での除去は困難であったことから,翌日当科を受診した.初診時,舌背中央部に魚骨が迷入したと思われる部位に点状の出血斑を認め,その周囲粘膜が発赤,腫脹していた.CT所見では,舌背正中よりやや右側に,垂直方向に位置する長さ約13mmの線状の不透過像を認めた.舌背中央部への魚骨の迷入と診断し,局所麻酔下で魚骨摘出術を施行した.迷入部を含むように,周囲粘膜に紡錘形の切開を加え,上皮下組織を鈍的に剥離し魚骨を確認し,鑷子で把持し摘出した.摘出物はやや弯曲した13mmの硬固物であった.迅速に迷入した魚骨の摘出術を行うことが可能であったため,術後経過は良好であった.
収録刊行物
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- 昭和学士会雑誌
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昭和学士会雑誌 81 (4), 363-367, 2021
昭和大学学士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852870561032960
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- NII論文ID
- 130008111135
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- ISSN
- 2188529X
- 2187719X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可