書誌事項
- タイトル別名
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- SCALE OF FLOOD DUE TO SLIP FAILURE OF A LANDSLIDE DAM
抄録
<p> 迅速に天然ダム決壊のリスクを評価するには,決壊により生じる洪水流の規模が大きくなる条件を理解しておく必要がある.本研究では,数値計算モデルを用いて,天然ダムすべり破壊により生じる洪水流の規模について検討を行った.その結果,そのピーク流量は,すべり破壊発生時の湛水量が大きい方が大きくなり,ダム材料の侵食抵抗性が小さい方が大きくなることを示した.また,すべり土塊が長く滑動することが必ずしもピーク流量の増大に結びつくとは限らないことを示した.ダム材料の侵食抵抗性が大きい場合に,すべり土塊が長く滑動することはピーク流量を増大させる傾向にあり,この場合に天然ダムすべり破壊を考慮せずに洪水流の規模を推定すると,ピーク流量を過小評価する危険があることが考えられた.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 76 (2), I_1183-I_1188, 2020
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290229666419328
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- NII論文ID
- 130008122505
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可