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- Kawashima Issaku
- ATR
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- Nagahama Toru
- Tokyo Institute of Technology
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- Kumano Hiroaki
- Waseda University
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- Momose Keiko
- Waseda University
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- Tanaka Saori
- ATR
Bibliographic Information
- Other Title
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- マインドワンダリングへの気づきやすさを操作する古典的条件づけを用いたニューロフィードバック
Abstract
<p>マインドワンダリング(Mind-Wandering: MW)とは,現在取り組んでいることと関係のない事柄について考えてしまうことを指す。MWは,人に良い影響と悪い影響を同時に与える。また,MWが生じていることに気づく能力が高いほどMWの良い影響を強く受け,悪い影響を受けにくいとされる。しかし,MWに気づく能力を操作する方法はない。そこで本研究では,被験者がMWに陥るたびに音刺激を呈示することで「MWが始まる度にそれを一旦中断する」という条件づけを成立させた。MWが中断するとMWへの気づきが生じるとされることから,この条件づけによってMWへ気づく能力が高まることを仮説とした。21名を実験群,18名を対照群へ無作為割付し,二重盲検試験を実施した。実験群においては,機械学習により脳波からMWを経時的に検出しビープ音を提示した。対照群においてはランダムなタイミングで提示した。条件づけ実施前後にMWへの気づきを測定する課題を行った。群x時期の二要因分散分析の結果,MWへの気づきについて有意な交互作用が見られた。これより,提案した条件づけがMWへの気づきを高めることが示された。</p>
Journal
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- The Proceedings of the Annual Convention of the Japanese Psychological Association
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The Proceedings of the Annual Convention of the Japanese Psychological Association 84 (0), PI-017-PI-017, 2020-09-08
The Japanese Psychological Association
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290316512772352
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- NII Article ID
- 130008126909
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- ISSN
- 24337609
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed