臨床実習における理学療法実習生の身体的・精神的活動量の経時的変化

  • 大古 拓史
    星城大学 リハビリテーション学部
  • 野々垣 政史
    埼玉医科大学総合医療センター リハビリテーション科
  • 高尾 和孝
    医療法人社団浅ノ川 金沢脳神経外科病院 リハビリテーション部
  • 小川 真輝
    高知大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 梶原 史恵
    大阪急性期・総合医療センター リハビリテーション科
  • 大川 裕行
    西九州大学 リハビリテーション学部

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in Cardiac Autonomic Nervous System Activity and Physical Activity of Physical Therapy Students during Clinical Training
  • リンショウ ジッシュウ ニ オケル リガク リョウホウ ジッシュウセイ ノ シンタイテキ ・ セイシンテキ カツドウリョウ ノ ケイジテキ ヘンカ

この論文をさがす

抄録

<p>〔目的〕臨床実習における理学療法学生(PTS)の身体活動量と精神的活動量を客観的に明らかにすることである.〔対象と方法〕PTS 7名に身体活動量計を装着して,7週間の実習中の加速度と心拍変動を記録した.加速度を身体活動量の指標として,心拍変動をパワースペクトル解析し,自律神経活動の指標とした.〔結果〕身体活動量は1週目に最低値を示し,7週目に最高値を示した.心拍数は4週目と比較して,1週目と7週目に増加した.交感神経活動は4週目に比較して,1,6,7週目に増加した.副交感神経活動は1,2週目に比較して,4週目に高値を示した.〔結語〕実習1週目は,交感神経活動が増加し緊張状態にあるが,7週目では,通常の生理学的生体反応で実習を行えていると推察される.身体活動量の増加が緊張状態を軽減させる可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

参考文献 (15)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ