科学的探究の過程を体験から学ぶ日本語版Expedition Mundusの実践

• 森重 比奈

  千葉大学大学院教育学研究科

• 野村 裕美子

  千葉大学大学院教育学研究科, 蔵波中学校

• 西澤 輝

  千葉大学大学院教育学研究科

• 加藤 徹也

  千葉大学教育学部

書誌事項

タイトル別名

• Implementation of Japanese version Expedition Mundus: fostering the understanding of the process of scientific inquiry

抄録

我が国の理科教育では，科学の知識だけでなく，探究の過程に焦点を当てた教育が行われている.しかし，それを指導する立場にある教員自身の探究活動を行った経験は，大学時代の研究活動において得るのが一般的であり，探究活動とは何であるかを体験する全体的な取り組みはほぼ存在しない.探究活動における過程を体験することのできる活動として，オランダで開発されたExpeditionMunduがある.ここでは，科学の探究活動に必要な要素がなんであるかを科学者のロールプレイングゲームと言語活動を通して学ぶことができる.本研究では，オランダで開発されたムンドスを日本語に翻訳し，教員を志望する大学１年生を対象に，この活動が参加者の探究に関する考え方にどのような影響を与えるのかについてアンケートを用いて調査した.その結果，ムンドスは参加者の探究の過程における様々なプロセスについての想像力を向上させることがわかった.

収録刊行物

• 日本科学教育学会年会論文集

  日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 397-398, 2021

  一般社団法人 日本科学教育学会

キーワード

• 科学教育
• ムンドス
• 探究の過程
• 科学の本質
• ロールプレイングゲーム

詳細情報

• CRID: 1390853423037880832
• NII論文ID: 130008131631
• DOI: 10.14935/jssep.45.0_397
• ISSN: 24332925
• ISSN: 09134476
• ISSN: 21863628
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可