マクロな静摩擦の異なる描像「動的固着モード」について

• 中野 健

  横浜国立大学

書誌事項

タイトル別名

• The dynamic stiction mode as a different description of macroscopic static friction

抄録

固体摩擦には「静摩擦」と「動摩擦」の二種類が存在することが常識となっている。しかし、著者らの研究グループは、幾何学的な非対称性を導入したすべり摩擦システムの力学解析を通して、動摩擦力ベクトルの回転が見掛けの静摩擦を作り出すことを発見した。この「動的固着モード」の視点から言えば、「固着-すべり遷移」は、純粋に力学的な言葉だけを用い、「過減衰-不足減衰遷移」として説明することができる。

収録刊行物

• 日本表面真空学会学術講演会要旨集

  日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 1Ba03-, 2021

  公益社団法人 日本表面真空学会

詳細情報

• CRID: 1390571968055284480
• NII論文ID: 130008134037
• DOI: 10.14886/jvss.2021.0_1ba03
• ISSN: 24348589
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可