都市のため池底土中の埋土種子相と緑化利用可能性

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タイトル別名
  • The species composition of the soil seed banks of farm ponds in urban areas and the application potency for revegetation
  • トシ ノ タメイケ ソコツチ チュウ ノ マイド シュシソウ ト リョッカ リヨウ カノウセイ

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抄録

<p>堺市中区および南区において冬季に落水するため池10箇所を対象に,底土の埋土種子相を実生発生法により確認した。その結果,全対象地合わせて23種の埋土種子が確認され,埋土種子相を種の生育地タイプで分類すると,湿地タイプなど4タイプに分類された。ため池周囲のフロラ調査からは,埋土種子相と現存植物相に共通性が認められず,種子供給源は,ため池流入河川沿いの農地と推測された。埋土種子数は,ため池により大きな差があるが,中央値(17,500個体/m3)は,琵琶湖,霞ケ浦浚渫土とオーダーとしては同等であった。ため池埋土種子の緑化利用については,冠水草本群落や水田草本群落など,特定の群落の創出を目標とした緑化での利用可能性が示唆された。</p>

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