点鼻用血管収縮薬による頭痛改善で鼻粘膜接触点頭痛を疑い手術が奏功した症例

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タイトル別名
  • A Case of Suspected Mucosal Contact Point Headache Treated Successfully by Surgery
  • テン ビヨウ ケッカン シュウシュクヤク ニ ヨル ズツウ カイゼン デ ハナ ネンマク セッショク テントウツウ オ ウタガイ シュジュツ ガ ソウコウ シタ ショウレイ

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抄録

<p> 鼻粘膜接触点頭痛は, 鼻中隔と鼻腔粘膜の接触による機械的ストレスを原因として同側の頭痛, 顔面痛を来す疾患である. 点鼻用血管収縮薬により頭痛が改善したとの訴えを契機に鼻粘膜接触点頭痛を疑い, 手術により軽快した症例を報告する. 症例は19歳女性. 主訴は頭痛, 鼻閉, 鼻汁. 鼻閉増悪時に一側眼窩周囲, 眼窩の奥に疼痛を生じやすいとのことで当科を初診し, 問診で点鼻用血管収縮薬の使用で疼痛が改善することが判明した. 局所所見や CT にて鼻中隔稜と下鼻甲介の接触を認め, 国際頭痛分類における診断基準より鼻粘膜接触点頭痛が強く疑われた. ナビゲーションを用いた手術で鼻粘膜接触を解除し, 術後に頭痛, 顔面痛は消失した.</p>

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