施設入所高齢者における経腸栄養投与エネルギー量の検討

DOI
  • 八木 寿子
    介護老人保健施設ナーシングホームオリーブ

書誌事項

タイトル別名
  • Study of energy amount in the enteral nutrition administration for the elderly in the facility

抄録

本研究の目的は、経腸栄養剤の投与エネルギーを減量することによる体重変動から高齢者の適正エネルギー量を確認するための検証である。対象は経腸栄養剤を投与している寝たきり高齢者8人(男性4人、女性4人)である。方法は、1年以上900 kcalを継続し体重が安定している対象者に対して、3カ月間エネルギーを900 kcalから800 kcalに抑えて体重変動を確認した。結果は、体重減少が3人(男性2人、女性1人)、体重増加が2人(女性)、変化なしが3人(男性2人、女性1人)である。男性は体重が減少しやすいため適正エネルギー量はあまり低く設定しないほうが適切であると推測できる。一方で女性は体重が減少しにくいため適正エネルギー量はより低く設定可能であると推測できる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009173189827584
  • NII論文ID
    130008139976
  • DOI
    10.11379/jjda.65.35
  • ISSN
    21856877
    00136492
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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