構造物の変形状態考慮による超弾性体の材料物性同定手法の提案

• 岩田 智行

  横浜国立大学大学院 環境情報学府

• 山田 貴博

  横浜国立大学 大学院環境情報研究院

• 藤原 基英

  横浜国立大学 大学院環境情報研究院

• 井畑 知明

  横浜国立大学 大学院環境情報研究院

• 岡田 和也

  横浜国立大学 大学院環境情報研究院

書誌事項

タイトル別名

• THE PROCEDURE FOR IDENTIFYING MATERIAL PARAMETERS OF HYPERELASTICITY BY CONSIDERING STRESS STATE IN THE STRUCTURE AND VERIFICATION BY COMMERCIAL FEA CODE

抄録

ゴム材料などの超弾性材料の変形に対する応力の応答は，一般に複雑な非線形挙動を示す．既往の超弾性構成則では，変形が大きい範囲までの多軸の挙動を，標準的な2 軸材料試験の結果すべてを精度よく表現することが困難であることが知られている．また，実際の構造物の応力解析で現れる応力状態は，標準的な材料試験でデータを取得している範囲に留まっておらず，結果として応力解析が構造物の実験結果を精度良く表すことができないことも多く経験されている．そこで本研究では，応力解析で現れる変形状態分布を考慮して材料定数を同定するという重要度評価を取り入れた新しい材料定数の同定手法を提案し，数値計算によりこの手法の有効性を確認する．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ａ２（応用力学）

  土木学会論文集Ａ２（応用力学） 77 (2), I_163-I_170, 2021

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• Material Parameter
• Material Test
• Hyperelasticity
• Uncertainly Quantification

詳細情報

• CRID: 1390853879745846016
• NII論文ID: 130008150503
• DOI: 10.2208/jscejam.77.2_i_163
• ISSN: 21854661
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejam/77/2/77_I_163/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可