社会的共通資本としてのアーカイブズ・記録管理

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タイトル別名
  • Archives and Records Management as Social Common Capital: Focusing on Professional Issues
  • 社会的共通資本としてのアーカイブズ・記録管理 : 専門職問題を中心に
  • シャカイテキ キョウツウ シホン ト シテ ノ アーカイブズ ・ キロク カンリ : センモンショク モンダイ オ チュウシン ニ
  • -専門職問題を中心に-

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抄録

<p>経済学者・宇沢弘文が提唱した社会的共通資本という概念を援用して、アーカイブズ・記録管理について考察する。その際、「社会的共通資本は、それぞれの分野における職業専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規律にしたがって管理、運営されるものである」ということに注目して、専門職としてのアーキビスト・レコードマネージャーについて検討する。</p><p>アーキビストについては、近年の国立公文書館による「アーキビストの職務基準書」、認証アーキビスト制度が注目される。その上で、専門職としての今後の課題を指摘する。</p><p>レコードマネージャーについては、日本ではアーキビストより遅れている。社会的共通資本といえるか微妙なところもあるが、その概念が適用できることを指摘する。</p><p>アーキビストにしろレコードマネージャーにしろ、ジェネラリスト型の日本の人事慣行のなかで、スペシャリストをどう処遇するかという問題が通底している。</p><p>最後に、レコードキーピング時代の課題について展望する。</p>

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