東京都区部のクールルーフ導入による夏季気温低下量の検証

書誌事項

タイトル別名
  • VARIFICATION OF SUMMER TEMPERATURE DECREASE ASSOCIATED WITH THE INSTALLATION OF COOL ROOF IN TOKYO METROPOLIS

抄録

<p> クールルーフ導入による現実的な気温低減効果を検証するため,実都市の都市幾何パラメータを反映させたWRFモデルを使用して,反射率や普及率を段階的に変化させることで,従来よりも現実的な気象シミュレーションを行った.東京23区のみにクールルーフを導入した場合,反射率や導入率が高いほど夏季の気温低下量は増加し,その効果は導入範囲外にも及ぶことが確認できた.全屋根面を反射率85%とした場合,日平均気温は約0.32℃,日最高気温は約0.38℃低下した.また,クールルーフの導入面積と気温低減量との相関が確認できたことから,詳細な都市幾何パラメータを設定する重要性を示す結果となった.</p>

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参考文献 (14)*注記

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