書誌事項
- タイトル別名
-
- STUDY ON THE FREQUENCY OF EMERGENCY SPILLWAY GATE OPERATION IN MULTIPLE-PURPOSE DAMS IN SNOWY AREAS DUE TO CLIMATE CHANGE
抄録
<p> 本研究の目的は,気候変動に伴う洪水リスクの増大を念頭に,積雪地域の多目的ダムの洪水調節機能を評価するものである.北海道のような積雪地域では,融雪期に大雨が降ると,利水のために満水に近い状態となっている多目的ダムでは異常洪水時防災操作を余儀なくされる.そこで,夏期の大雨だけでなく,融雪に大雨が相まった洪水を気候変動アンサンブルデータから通年で推定し,異常洪水時防災操作の生起頻度を推定する.結果として,将来は異常洪水時防災操作の生起頻度が増え,特に冬期や融雪期の増加傾向が顕著となることが示された.得られた結果は,気候変動に適応できる治水計画を立案するうえで,事前放流,ダムの再生や新設といった具体的方策に生かされるものと考える.</p>
収録刊行物
-
- 土木学会論文集B1(水工学)
-
土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_43-I_48, 2021
公益社団法人 土木学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390854064991882112
-
- NII論文ID
- 130008160139
-
- ISSN
- 2185467X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可