ローカルスイッチ形成における地域と行政の連携 ～京都府福知山市の事例を通じて～

• 竹之内 健介

  香川大学 創造工学部

• 高橋 和利

  福知山市 危機管理室

• 矢守 克也

  京都大学 防災研究所 巨大災害研究センター

書誌事項

タイトル別名

• COOPERATIONS BETWEEN COMMUNITY AND LOCAL GOVERNMENT IN THE CONSTRUCTION OF COMMUNITY EVACUATION SWITCH THROUGH THE CASES IN FUKUCHIYAMA CITY, KYOTO IN JAPAN

抄録

　京都府福知山市は，近年大雨による洪水や土砂災害を頻繁に経験している．その影響もあり，住民の災害への意識が高まっており，地域と行政が連携し，地域における避難を検討する取り組みが行われてきた．その中で，ローカルエリアリスク情報という地域の避難のきっかけとなるリスク情報を地域と行政が共同で検討し，地域における避難につなげる取り組みも進められている．この取り組みの特徴として，地域の特性や住民の考えに基づく各地区独自の多様な手法が用いられている点が挙げられる．本研究では，このような避難のきっかけとなる「ローカルスイッチ」の形成過程やその特徴に着目し，ローカルスイッチ形成における地域と行政の連携状況や関係を分析する．そして，受け身になりがちな避難情報に対し，地域と行政が地域における避難を共同で検討することの効果や意義を考察する．

収録刊行物

• 土木学会論文集F6（安全問題）

  土木学会論文集F6（安全問題） 77 (2), I_44-I_52, 2021

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• community evacuation switch
• evacuation information
• collaborative approach

詳細情報

• CRID: 1390572590023553664
• NII論文ID: 130008161323
• DOI: 10.2208/jscejsp.77.2_i_44
• ISSN: 21856621
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejsp/77/2/77_I_44/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可