米国の人口減少都市における土地利用転換戦略に関する考察

• 矢吹 剣一

  東京大学大学院

• 黒瀬 武史

  九州大学大学院

書誌事項

タイトル別名

• A study on the planning methodology of master plan and zoning code to deal with depopulation
• Case studies of legacy cities in the Midwest in the United States
• 五大湖周辺の衰退工業都市の新マスタープランを事例として

抄録

本研究は米国中西部に位置する衰退工業都市のマスタープランにおける土地利用転換戦略を明らかにすることを目的としている。2000年代に入り、産業衰退に起因する人口減少と空き家・空き地などの居住地区の空洞化に対応するためのマスタープランを立案する自治体が米国中西部の中にみられる。基本的な土地利用転換戦略としては、従前の用途（居住・産業など）のまま、地区の再生を図るものが多いが、ミシガン州Saginaw市やFlint市では、人口減少社会の特徴である不確実性に対応するための「可変性」、「暫定性」を内包した土地利用戦略が立案されていることが判明した。

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 53 (3), 957-964, 2018-10-25

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• 人口減少
• マスタープラン
• ゾーニングコード
• 土地利用計画
• 規模適正化
• 米国

詳細情報

• CRID: 1390845713013947136
• NII論文ID: 130008162596
• DOI: 10.11361/journalcpij.53.957
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/53/3/53_957/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可