変形性膝関節症の歩行時の動作変容を目的としたフィードバック機構内蔵型の機能的電気刺激装置の開発と評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Development and Evaluation of a Portable Functional Electrical Stimulator with Built-in Feedback Mechanism for Gait Modification of Osteoarthritis of the Knee
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抄録
<p> 変形性膝関節症の痛みの原因となる歩行時の膝関節外側動揺を抑制するために、フィードバック機構内蔵型の機能的電気刺激装置の開発と評価を行った。提案する装置は、踵骨中央部に設置した圧力センサと、膝関節の動きを検出する角度センサから刺激対象脚の接地時の膝関節外側動揺を検知し、昇圧チョッパ回路で昇圧した電気刺激を歩行のタイミングに合わせて膝関節周囲筋へ与えるものである。すなわち、ステップごとの膝関節外側動揺を検出して、次のステップの望ましい電気刺激量を計算して出力することにより膝関節の外側動揺を抑制し、望ましい動作に変容させることを目的としている。この装置の有効性を確認するために、重度の変形性膝関節症の患者6名に対して装着実験を実施し、三次元動作解析装置にて膝関節内反角度と外部膝関節内反モーメントの変化を計測した。その結果、装置を装着することで膝関節内反角度と外部膝関節内反モーメントの改善を認め有効性を確認した。</p>
収録刊行物
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- リハビリテーション・エンジニアリング
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リハビリテーション・エンジニアリング 37 (1), 35-43, 2022-02-01
一般社団法人 日本リハビリテーション工学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242461725056
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- NII論文ID
- 130008164532
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- ISSN
- 2433748X
- 13423444
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可