国内文献検討による発達段階における死生観の特徴
書誌事項
- タイトル別名
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- Feature of view on life and death in developmental stages with literature review in Japan
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抄録
日本の幼児から高齢者までの死生観の特徴を明らかにするために,医中誌Ver.5 を用いて1983年から2019年について調べ,抽出した179件中,80件の文献を分析した。幼児期は,死の不動性・不可逆性・普遍性・因果性について4歳頃から理解し始め,6 ~ 8歳でほぼ認知する。学童期は,死を自分にも起こるものと認識し死の否定的イメージが増加する。思春期は,「生まれ変わり思想」が特徴で死への親近性が増す。青年期は,「死の不安・恐怖」が高くなるが,頻繁に考えポジティブにも捉える。壮年期は,死を最も避けなければならない出来事として捉え忌避感や恐怖感が強い。高齢期は,死を避けられない出来事,自然の終焉として受け入れる一方で,否定的にも捉え,人に迷惑をかけない死に方を望む。人は死に対する不安や恐怖を持ちつつ,死別を経験する中で,家族や生活背景の影響を受けながら,各発達段階における特徴的な死生観を育んでいると考えられた。
収録刊行物
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- 死の臨床
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死の臨床 44 (1), 182-191, 2022
日本死の臨床研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012390810390272
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- NII論文ID
- 130008164842
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- ISSN
- 24349089
- 09124292
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可