メカノケミカル法を用いたFe置換<b>MWW</b>型ゼオライトの合成

  • 大須賀 遼太
    東北大学多元物質科学研究所
  • 田中 銀平
    東北大学多元物質科学研究所
  • 藪下 瑞帆
    東北大学大学院工学研究科応用化学専攻
  • 二宮 翔
    東北大学多元物質科学研究所 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター
  • 真木 祥千子
    東北大学多元物質科学研究所 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター
  • 西堀 麻衣子
    東北大学多元物質科学研究所 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター
  • 蟹江 澄志
    東北大学多元物質科学研究所 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター
  • 村松 淳司
    東北大学多元物質科学研究所 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター (国研)科学技術振興機構 Core Research for Evolutional Science and Technology

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Synthetic Route for Fe-substituted MWW-type Zeolites Using Mechanochemical Method

この論文をさがす

抄録

<p>メカノケミカル法を用いることでFeが骨格内に導入されたMWW型ゼオライト([Fe]-MWWMC)の合成に成功した。また,合成した[Fe]-MWWMCの物性や,導入されたFeの化学状態を従来の水熱合成法により合成したFe含有MWW型ゼオライト([Fe]-MWWHT)と比較した。SiO2とα-FeOOHに対して,遊星型ボールミル装置を用いた粉砕処理を施すことで,メカノケミカル反応が進行し,4配位のFe種がSiO2ネットワークに導入された非晶質複合酸化物が得られることが分かった。このようにして得られた非晶質複合酸化物を原料にして,水熱合成を行うことで得られた[Fe]-MWWMCは,ゼオライトの骨格外に存在するFe種の量が[Fe]-MWWHTよりも少ないことが確認された。このことから,メカノケミカル法は,骨格内に分散性良く金属種を導入することができるメタロシリケート合成手法であることが実証された。</p>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (47)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ