多重重み付け計測による反射・散乱光の分解
抄録
本研究では,シーン中の様々な光学現象によって生じる反射や散乱などの成分を分解するための手法として,多重重み付け計測という統一的な枠組みを提案する.これまでに,撮影方法を工夫することで,特定の成分を弱めて計測し,成分を分離するための多数の方法が考案されてきた.本研究では,これらの個々の計測法を重み付け計測として定式化し,さらにそれらを多重に組み合わせることで,統一的な枠組みの中で線形演算によって成分分解が可能となる.実験により,円偏光板や高周波パターン投影等による計測法を提案する枠組みで組み合わせることで,拡散反射,鏡面反射,単一散乱,多重散乱などの成分に分解できることを示す.
収録刊行物
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- 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
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画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集 2011 1018-1025, 2011-07-20
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572137873920
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- NII論文ID
- 170000067334
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00077789/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles