無線センサネットワークにおけるデータ集約方式に関する考察

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  • センサネットワーク・データ収集

Abstract

近年,無線通信機能とセンサを備えた多数の端末を観測エリアに配置して観測情報の収集を行う無線センサネットワーク(WSN)が注目されている.WSNは複数の端末でマルチホップ通信を用いており,基地局に近いほど特に通信が集中するため,バッテリが早期枯渇して基地局へ無線通信を行うことができなくなり,ネットワーク寿命が尽きる問題がある.この問題の解決策として,省電力化の手法としてデータ集約が提案されている.これは,パケットを中継する際に複数のパケットを1つに集約することにより,データ量を削減する手法である.データ集約は省電力化を達成するが,中継ノードでの待ち時間が大きくなり,遅延が増加する問題が生じる.本稿では,中継ノードでの集約待ち時間に上限をつける方式を提案し,計算機シミュレーションにより遅延を抑えつつ省電力化を実現可能であることを示す.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1050855522056291840
  • NII Article ID
    170000068727
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00079799/
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    conference paper
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles

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