スマートフォンにおけるキー操作熟練度の違いによるキーストローク認証手法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • 認証と暗号

抄録

近年,スマートフォンやコンピュータを利用したオンラインゲームが流行している.それに伴い,不正アクセス被害も多発している.ログイン時の認証動作を突破できれば,その後は誰でも自由に操作できることから,不正アクセスの被害が減らないと考えられる.本研究では,オンラインゲームにおける不正アクセス被害の対策として,ゲーム操作情報を使用したキーストローク認証手法を提案している.先行研究では,マルチタッチやフリック操作といったスマートフォン独自のキー操作を用い,最高86.39%の認証精度が確認された.また,検証結果から高い認証精度を得るためにはキー操作の安定性が必要であることも確認された.本稿では,継続的にキー操作実験を行い,被験者のキー操作熟練度を高めた状態でキー操作実験を行った結果について述べる.具体的には,キー操作実験を行う期間を変更した3グループで実験を行い,分析結果からキー操作熟練度の違いによる認証精度の変化について比較検証を行った.結果,高い確率で2日目以降の認証精度が向上し,最高98.89%の認証精度を確認した.キー操作熟練度を高めることにより,認証精度の向上を期待できることが確認された.

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050855522090852608
  • NII論文ID
    170000079810
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00097143/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ