ライフログ利活用目的に応じた企業側の課題─ライフログ提供者の心理面から考察─
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抄録
ライフログの利活用は,新たな価値を生み出したり業務の効率性を高めたりする可能性を持っている.ビッグデータという名のもとに利活用の動きが進んでいるが,明らかな成功事例として公表されているものはそれほど多くはない.プライバシー面の問題により利活用業務が頓挫したり,プライバシー面を懸念するあまり,ライフログの利活用に踏み出せない企業も出てきている.本稿では,企業におけるライフログ利活用を成功させるために,ライフログ提供者側の心理面からのアプローチで考察を行った.ライフログ提供者がライフログを提供するという判断に至るためには,「データ提供の対価としての付加価値」,および「データ利活用目的」を示すことが重要であり,ライフログ収集側の企業自体が,ライフログ提供者から不信感を持たれるようなことをなくすことも,ライフログを利活用しようとする企業が,考慮すべき課題であることを明らかにした.
収録刊行物
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- デジタルプラクティス
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デジタルプラクティス 7 (2), 205-213, 2016-04-15
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762837200896
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- NII論文ID
- 170000147913
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- NII書誌ID
- AA1245124X
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- ISSN
- 21884390
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00158434/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles