構造化データを活用した教育向けWebサイト「りかまっぷ」の開発とコンテンツ提示方法の評価

情報処理学会

書誌事項

タイトル別名
  • A Development of Educational Web Site “Rikamap” Based on Structured Data and Evaluation of Consuming its Content

この論文をさがす

抄録

インターネット上での映像サービスの普及にともない映像コンテンツが増えているため，サービス利用者は，キーワード検索等により必要な映像コンテンツを探す必要があり負担が生じている．そのため，コンテンツサービス事業者は，いかに負担なく様々なコンテンツへのアクセスを増やせるかが課題となっている．本研究では，映像コンテンツどうしを直接関連づけるのではなく，別に設けた軸に映像コンテンツを配置して，コンテンツどうしの関係を間接的かつ柔軟に表現するデータモデルを提案する．さらに，教育分野における映像活用に着目し，学習指導要領から抽出した学習順序を軸とし，映像コンテンツを軸に関連づける構造化データをRDF形式で記述する．著者らは，構造化データを活用し，教育向け映像コンテンツを提示する「りかまっぷ」というWebサイトを開発した．利用者は，学習内容に合わせて生成される学習順序をたどりながら，映像コンテンツを視聴しながら理科について学習することができる．著者らは，サービス開始して約1年が経過した「りかまっぷ」でのコンテンツ利用実績をもとに，従来のキーワード検索によるコンテンツ検索との動画視聴に関する比較を行った．本論文では，コンテンツ提示手法の違いによる検証結果をもとに，構造化データを活用した映像コンテンツの提示方法について評価する．

Offering video contents by a systematic way is needed since increasing of Video viewing services on the web makes flooding of video contents. The authors developed the educational web site “Rikamap” which provide video content in accordance to learning pathways generated from the national curriculum. As the learning pathways and its related videos are expressed by the RDF (Resource Description Framework) format, this web site can offer the contents flexibly by showing meanings of relationship. This paper evaluate the usage of video contents in Rikamap with comparison to the existing web site where users can search videos by inputting keywords.

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845762839904384
  • NII論文ID
    170000150065
  • NII書誌ID
    AA12628043
  • ISSN
    21865728
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00194158/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ