車両走行センサデータからの自動パターン検出

Abstract

本論文では,車両走行データのための自動パターン検出手法である TrailMarker について述べる.TrailMarker は,位置情報を伴う様々な車両走行センサデータが与えられたときに,各々の道路や場所における車両走行の特徴を抽出し,それらの情報を統計的に要約,表現する.すなわち,走行データに基づく高度な道路地図情報を提供する.具体的に提案手法は,(a) 車両走行データをテンソルとして表現した後,そこから複数の部分シーケンスに共通する主要な走行パターンを抽出する.(b) その際の計算量は入力データのサイズに対して線形である.さらに,最も重要な点として,(c) 提案手法はパラメータに依存しない.すなわち,事前情報の付与またはパラメータのチューニングを行なうことなく,大規模車両走行データの特徴抽出とパターン検出を自動で行なうことができる.実データを用いた実験では,TrailMarker が様々な車両走行データの中から主要パターンや外れ値シーケンスを効果的かつ効率的に検出することを確認した.

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1050855522069289472
  • NII Article ID
    170000151213
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00146071/
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    conference paper
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles

Report a problem

Back to top