調理履歴に基づくユーザのレシピ選択モデルの提案

抄録

調理で使用する食材や調理手順が書かれたレシピを共有し,検索するレシピサイトが普及 ・ 発展してきている.特に,生活者が直接投稿する投稿型のレシピ共有検索サイトの発展は著しく,膨大なレシピが日々投稿されるとともに,検索したレシピを使って調理するユーザも増えてきている.著者らはこれまでに,ユーザの調理レパートリーを拡大することを目的に,ユーザに未経験食材を含む挑戦的なレシピ推薦手法を提案している.本論文では,ユーザの連続的なレシピ選択をモデル化するため,ユーザにとって挑戦的なレシピ選択モデルと,嗜好的なレシピ選択モデルを組み合わせた手法を提案する.ユーザ毎の調理履歴から,挑戦的選択が発生する確率を指数分布のパラメータとして学習し,嗜好的選択と挑戦的選択を調理回数に応じて調整したスコアを算出する.ユーザが実際に調理したレシピ系列を用いて提案手法の有効性を評価した結果,嗜好的選択のみを用いた手法に比べて,挑戦的選択を組み合わせた手法が高い推定精度を示したので報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050574047123782272
  • NII論文ID
    170000174109
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00177204/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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