多人数Web実験における協力行動と社会的関係性の相互作用の統計的・心理分析
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抄録
Social Particle Swarmは自己駆動粒子系を用いて社会集団における関係性の連 続的な変化を表現したモデルである.このような相互作用が人間の参加者間で生 じるか調査可能な多人数Web実験環境を構築した.各参加者は二次元平面上 の一点で表され,囚人のジレンマ戦略を状態として持つ.互いの距離が近いほど 状態の組み合わせから得られる利得の影響が大きく,参加者はブラウザで近傍の 状況を見ながら自由に平面を移動し状態を切り替えて高利得を目指す.予備実験 の結果,協力者が優勢な傾向と同時に,小規模な協力クラスタが創発した後裏切 り者の侵入を受けて離散する過程などが観察された.実験後アンケートに基づく心理指標と実験での行動傾向には一部相関があることもわかった.
収録刊行物
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- 第80回全国大会講演論文集
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第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 361-362, 2018-03-13
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572094938368
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- NII論文ID
- 170000177182
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00188603/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN