PWS Cup 2018: 匿名加工再識別コンテストの設計~履歴データの一般化・再識別~
抄録
2017 年 5 月に改正個人情報保護法が施行され,データを 「匿名加工情報」 に加工することにより本人同意なしに第三者提供ができるようになった.しかしながら,匿名加工情報の標準的な加工手法や評価手法は定まっておらず,匿名加工情報の活用の活発化のために優れた加工手法や評価手法を明らかにすることが求められている.そこで我々は匿名加工したデータの安全性と有用性を競うコンテストを企画し,コンテストの実施を通して適切な評価手法の確立と高度な匿名加工技術の開発を図る.コンテストでは参加者は履歴データを加工し,再識別リスクに関する一定の条件を満たしながら元のデータにより近いデータを作成することを目指す.本稿では,このコンテストの基本定義について述べる.
収録刊行物
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- コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集
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コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集 2018 (2), 935-940,
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522099947904
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- NII論文ID
- 170000178641
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00192138/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles