ソフトウェア開発における同時バージョン変更される併用ライブラリの推薦

抄録

多くのソフトウェア開発は効率的な実装を実現するために,ソフトウェア機能の一部分を他人が作ったソフトウェア (特にライブラリ) を組み合わせて代用するソフトウェアの再利用が頻繁に行っている.しかし,再利用しているライブラリに問題が発生した場合,自身が実装していないため,検証や修正をすることが容易ではない.また,組み合わせて再利用しているライブラリ間の依存関係を把握することは難しく,ライブラリのバージョンを変更する場合は,ライブラリ間の依存関係を維持するために同時に利用しているライブラリのバージョン変更の必要性を検証する必要がある.本論文では,多種多様なライブラリを組み合わせて再利用しているソフトウェア開発プロジェクト 57,342 件を対象に,多数のプロジェクトにおいて同時にバージョン変更しているライブラリの組み合わせを明らかにする.さらに,ライブラリのバージョン変更において,同時にバージョン変更を検討すべきライブラリを推薦する手法を提案する.分析の結果,同時にバージョン変更されるライブラリを,提案手法により Recall Rate 47% で推薦できることを確認した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050574047106216320
  • NII論文ID
    170000178940
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00193468/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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