図形の構造を考慮した絵描き歌生成システムの提案
抄録
本論文では絵を描くことに対する苦手意識の克服を図るために,図形の構造を考慮した絵描き歌を生成するシステムについて述べる.相手に物事を説明するシーンにおいて,口頭のみでの説明と比べ,それに絵を加えた説明のほうが聞き手に強い印象を与えることができる.しかしながら絵を描くことに対して苦手意識を持つ人は,絵を描いて説明するということに対し羞恥心を感じ,口頭のみでの説明を行わざるを得なくなる.そこで我々は絵描き歌を用いることで苦手意識を克服できると考えた.従来の絵描き歌は物体の図形的な特徴を歌詞にすることでユーザの物体の特徴に対する理解を促している.本システムの絵描き歌はさらに図形の構造に考慮することで,位置関係などの特徴をも捉えることを可能にした.また,入力画像から歌詞の自動生成をすることにより,人手を煩わせることなく新たな絵描き歌の生成が可能である.ユーザは絵描き歌にしたい対象を撮影し,システムに入力する.システムはユーザが撮影した画像を受け取り,パーツ分けをする.その後「パーツごとに対応する名詞」と「その名詞と関連性の高い動詞」,「パーツの位置」から構成される歌詞を自動生成する.本システムについて評価を行なった結果,本システムを利用することにより絵を書くことに対する苦手意識の低減に繋がることが確認できた.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集 2018 1182-1191, 2018-06-27
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097152785792
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- NII論文ID
- 170000178987
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00193515/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles