無線通信における低遅延性と広帯域性を実現するソフトウェア定義光ファイバ無線に関する検討

抄録

今後登場しうるドローンや自動車のネットワーク経由での制御,遠隔手術・遠隔診療,オンラインゲーム,音楽セッション,下水管検査用ロボットなどのサービスを想定すると,広帯域性と低遅延性を兼ね備えたネットワーク技術が求められている.これに向けて,筆者らは,光と無線を密結合したアーキテクチャ「ソフトウェア定義光ファイバ無線 (SD-RoF: Software Defined Radio-on-Fiber)」を用いたワイヤレスアクセスネットワークの検討を進めている.本稿では,SD-RoF の一機能である振幅遅延制御回路を用いた光ファイバ無線双方向同時パススルー技術について詳細に述べる.本光ファイバ無線双方向同時パススルー技術は,空間的に離れた 2 地点に存在する端末同士を SD-RoF を介して電波で直接通信可能とする技術である.提案手法を実際に実装して検証した結果として,低遅延の IoT 端末同士の通信エリア拡張が本システムにより実現可能であることを示す.

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  • CRID
    1050855522047788928
  • NII論文ID
    170000181344
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00202254/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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