BLEを用いた接触判定アプリによるデータ収集実験の検討

情報処理学会 オープンアクセス

抄録

理化学研究所 革新知能統合研究センター 観光情報解析チームでは,観光情報案内を行うアプリケーション開発とその基盤技術に関する研究を行っている.その一環として,COVID-19 などの感染症対策のために,濃厚接触を軽減するための経路案内システムの開発を目指し,接触確認モジュールを用いた濃厚接触判定アプリを開発している.本稿では,開発中のアプリの紹介と活用方法,評価実験デザインおよびプレ実験結果についてについて述べる.開発するアプリは,位置情報,BLE 受信情報,加速度,地磁気,照度,角速度を日時情報と共に収集する.収集されたデータにより,いつ,どこで,どの程度他者と接触したか把握できるようになる.これらの情報を可視化することで,濃厚接触を避けるような行動変容をユーザに促すことができると考える.一方で,このようなアプリの導入には,ユーザの理解・意欲が不可欠であり,導入・普及への課題を明らかにする必要がある.そのためには,よくデザインされた実証実験が必要である.本稿では,実験デザインを検討するとともに,プレ実験による評価結果について報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050292572127982592
  • NII論文ID
    170000185443
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00212872/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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