スマートウォッチの音響センサを用いたポイ捨てごみの種別認識手法の提案と評価

抄録

ごみのポイ捨ては社会問題に発展している.ポイ捨てを防止する方法として,ごみ箱やポイ捨て禁止の旨が書かれた看板をポイ捨てされる場所に設置して,未然にポイ捨てを防止する都市デザイン的アプローチが考えられる.しかし,ごみ箱やポイ捨て禁止の旨が書かれた看板を,ポイ捨てが起こりうる場所全てに配置することは,現実的ではない.したがって,ポイ捨てが多くされる場所に対して効率的に配置することが求められる.そのためには,ごみの種別・位置を網羅的に事前に把握することが必要である.しかし,既存手法では,本問題を解決することは困難である.本研究では,ユーザが装着しているスマートウォッチから得られるセンサデータのみを用いて,ごみの種別および位置を推定するシステムを提案してきた.本システムは,ユーザがごみを叩きながらごみ拾いをするのみで,ごみの種別・位置を記録することが可能である.本稿では,スマートウォッチの音響センサから得られるデータを用いてモデルの構築を行い,評価実験を行った.実験結果より,LightGBM を用いた際におけるモデルの精度が最も高くなった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050574047104690432
  • NII論文ID
    170000185479
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00212836/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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