日光杉並木の保護(3)

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抄録

日光杉並木の樹勢回復工法検討の一つとして,畜産堆肥による土壌改良効果について検討した。杉壮齢木(並木杉クローン)の根元の土壌を試験土壌に入れ替えて,2年経過後に掘り取り,試験前後の根量を太さ別に測定した。畜産堆肥として,牛糞堆肥・馬糞堆肥・豚糞堆肥・鶏糞堆肥を用いた。根量測定の結果,畜産堆肥を配合した場合客土中に細根の発生量が多く,土壌改良効果が高いと考えられた。その中でも牛糞堆肥は効果が安定して高く,高齢木等の樹勢回復には最も使いやすいと言えよう。

収録刊行物

  • 研究報告

    研究報告 (18), 83-88, 2003-03

    栃木県林業センター

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