ニンジンジュース粕サイレージの調製およびバークシャー種への給与試験
書誌事項
- タイトル別名
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- ニンジンジュース カス サイレージ ノ チョウセイ オヨビ バークシャーシュ エ ノ キュウヨ シケン
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抄録
今日、ニンジンジュース粕は野菜ジュースの製造過程で大量に産出され、処分されている。本研究では、養豚飼料として有効利用するため、サイレージ化を行い、その給与が豚の肥育に及ぼす影響について研究を行った。まず、ニンジンジュース粕とフスマを新鮮物重量比で1:1に混合し、サイレージを調製した。調製日と発酵後におけるサイレージの成分組成および発酵品質について分析した。次に、バークシャー種を用いて肥育試験を行った。供試動物に市販配合飼料を給与する対照区と、市販の配合飼料にニンジンジュース粕サイレージを乾物重量比で1:1に配合したものを給与する実験区に分けた。調査項目は、飼料摂取量、消化率、飼料要求率、増体量、および背脂肪の脂肪酸組成とした。その結果、サイレージは発酵に伴い、すべての成分組成が変化しないことから、成分の損失は少ないものと考えられた。サイレージの品質評価項目において、pHは4.32、乳酸および酢酸はそれぞれ1.10%および0.25%であった。肥育試験において実験区の乾物摂取量が対照区と比較して、同等であったことから、サイレージの嗜好性には問題はないと考えられた。ニンジン粕サイレージの消化率は65.9%であった。両区の間に、肥育前期の増体量に有意差はなかったが、後期の増体量については、実験区が低い傾向を示した。背脂肪の脂肪酸組成では、不飽和脂肪酸率の変化は認められなかった。以上のことから、ニンジン粕サイレージは養豚用補助飼料として活用できる可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 東海大学紀要. 農学部
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東海大学紀要. 農学部 29 11-15, 2010-03
南阿蘇村 (熊本県) : 東海大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813689223936
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- NII論文ID
- 40017044207
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- NII書誌ID
- AA12385338
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- ISSN
- 18831516
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- NDL書誌ID
- 10625211
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles