Species composition of aquatic plants in lake Aburagafuchi, Aichi Prefecture

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  • 油ヶ淵における水生植物の生育調査

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愛知県で唯一の天然湖沼である油ヶ淵において,過去に生育していた水生植物の状況を把握するため,過去の調査報告書等の情報を収集し,水生植物の種類等のデータベース化を行った。また,水生植物のうち,主に沈水植物について定量的な評価を行うことを目的として,水草採集器を用いた調査を行った。その結果,文献調査により,大型抽水植物を除き最大12種の水生植物が過去に確認されたことが判明した。現地調査では,11種の水生植物を確認したが,そのうち在来種は6種であった。水草採集器を用いた調査では,水生植物の乾燥重量における外来種の割合は70%以上であった。このことから,現在の油ヶ淵に生育する水生植物は現存量の観点からみると,半分以上が外来種で占められていることが示唆された。

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