同一粒子配列の標準砂におけるセン断弾性係数, セン断強度と垂直応力, 水因垂直応力の関係

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  • Relationships of modulus of shearing elasticity and shearing strength of sand to normal stress and hydro-normal stress
  • ドウイツ リュウシ ハイレツ ノ ヒョウジュンサ ニ オケル センダン ダンセ

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抄録

斜面の安定問題を考える場合, 土の強度及び変形を規定するセン断弾性係数が, 土中深度によって如何なる分布を示すか, 或は地下水面の存在や水分状況によってどの様に変化するかを知ることは極めて重要である。そこでこれらの問題について精度よく調べるために, 繰り返しセン断により砂を弾性状態 (変形に際しても粒子配列が変わらない状態) にして, 同一粒子配列下において垂直応力とセン断弾性係数, セン断強度の関係について調べ, これらが直線関係にあることを実験的に検証した。また, 砂粒子の表面についた毛管水の表面張力による凝集力 (セン断に際しては垂直応力と同じ働きをする) を水因垂直応力と呼び, この力がセン断弾性係数, 強度にどの様な影響を及ぼすかについても同様に粒子配列が変わらない状態で実験を行った。その結果, 砂が不飽和から飽和へ変わることによる水因垂直応力の減少によってセン断弾性係数, セン断強度が低下することを検証した。

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