Objective Estimation of Alveolar Bone by Radiograph (influences of soft tissue on quality of imge)

DOI Web Site PubMed 2 Citations
  • Ishihara Akiyasu
    Department of Periodontology, School of Dentistry, Tokyo Medical and Dental University Department of Dental Radiology, School of Dentistry, Tokyo Medical and Dental University

Bibliographic Information

Other Title
  • X線検査による歯槽骨の客観的評価について (軟組織の画質に及ぼす影響)
  • Xセン ケンサ ニヨル シソウコツ ノ キャッカンテキ ヒョウカ ニ ツイテ

Search this article

Abstract

歯周疾患の術後経過をX線写真の黒化度の変化から客観的に観察しようとする試みは数多く行われてきている。すなわち, 撮影条件の再現性を期待するために, 幾何学的な規格が行われてきた。また, 黒化度測定の尺度としてアルミニウムの階段が用いられたりしてきた。しかしながら, 歯周組織のX線像の黒化度は, 硬組織と軟組織の双方によって与えられる。したがって黒化度測定による術後経過の客観的な把握のためには, 硬組織としての歯槽骨と, 軟組織としての歯肉の双方の変化を考えた上で行われなければならない。ところが従来の研究は, 軟組織の存在とその変化が黒化度に影響を与えるという観点からは行われていない。そこで著者は, 軟組織の存在そのものが黒化度に影響を与えるか, 否か, もし与えるとすればその内容はどうであろうか, さらにこれを除去するための方法はどうであろうか, という立場から実験的研究を行った。得られた結果としては, われわれが十分に観察したい場所である歯槽骨頂のように, 薄い骨の黒化度は軟組織によって影響されること, その物理的内容は散乱線によるものであることなどが明らかになった。<BR>また, この散乱線の影響をできるだけ少なくするためには, 口内法では照射野を絞ることが好ましいことなどが明らかになった。

Journal

Citations (2)*help

See more

Keywords

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top