Aminoglycoside系抗生物質による接触皮膚炎の研究--特に交又感作について

Bibliographic Information

Other Title
  • Aminoglycoside系抗生物質による接触皮膚炎の研究 -特に交叉感作について-
  • Aminoglycosideケイ コウセイ ブッシツ ニヨル セッショク ヒフ

Search this article

Abstract

Neomycin 23例, Gentatnicin 4例 Kanamycin 1例 Kanendomycin 1例,計29例の Arninoglycoside 系抗生物質による接触皮膚炎と, Streptomycin による湿疹型薬疹2例を経験した.これらの患者で,パッチテストおよび皮内テストを行ない, Aminoglycoside 系抗生物質間の交叉感作について検討した結果,各々Deoxystreptaraine を持つ Neoraycin, Gentamicin, Kanatnycin,Kanendomycin, Paromomycin(Aminosidme), Dibekacin,Lividomycin, Vistamycin (Ribostamycin), Tobramycin, および Deoxystreptamine の2つの-NH2 のうち1つの-NH2 が -NH・CO. OH・CH2・CH2・CH2・NH2 で置き換っている Amikacin の間では交叉反応が認められた.しかし,これらの Aminoglycoside 系抗生物質と, Deoxystreptaraine の2つの -NH2 が-NH ・ CNH・NH2で置き換っている Streptidine を持つStreptomycin, Dihydrostreptomycin との間には交叉反応は認められず, StreptomycinはDihydrostreptomvcin とのみ交叉反応が認められた.また,ヒトで得られたこれらの成績を検討するため,Neomycin および Streptomycin でモルモットの感作実験を行ない Freund's complete adjuvant を用いて強力な感作処置を施したが,感作は不成立に終った.さらにmaximization test を行なったが,同様に感作は成立しなかった.

Journal

Citations (1)*help

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top