木崎湖における車軸藻類の分布 (2001-2002)
書誌事項
- タイトル別名
-
- キザキコ ニ オケル シャジク ソウルイ ノ ブンプ 2001 2002
この論文をさがす
抄録
ソウギョCtenopharyngodon idellsの放流により1980年代後半に水草帯が全滅した木崎湖において、2001〜2002年に潜水調査を主体にして、車軸藻類および大型水生植物の分布調査を行った。抽水・浮葉植物は主に北岸で回復が始まっていた。沈水植物はセキショウモVallisneria asiatica Miki、コカナダモElodea nuttallii(Planch.)St. Jhon、ヒメフラスコモNitella flexilis(Linnaeus)Agardh var. flexilisが主要種として多くの調査地点で観察された。ヒメフラスコモは西岸の広い面積において車軸藻帯を形成していた。過去に広く分布していたシャジクモChara braunii Gmelinは観察されなかった。絶滅した固有種車軸藻キザキフラスコモNitella minispora Imahoriの埋没卵胞子の回収のため、木崎湖底質を採取し、発芽試験を試みたが、発芽は認められなかった。
収録刊行物
-
- 長野県環境保全研究所研究報告
-
長野県環境保全研究所研究報告 (1), 29-37, 2005-03
長野 : 長野県環境保全研究所
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001338703885056
-
- NII論文ID
- 40006900406
-
- NII書誌ID
- AA12038083
-
- ISSN
- 1880179X
-
- NDL書誌ID
- 7464577
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles